ALS(気管切開後)の在宅介護には自動たん吸引器が必須だと思う

自動たん吸引器「アモレSU1」

使い始めて2年ほど立ちますがとても役に立っています。

気管切開をして人工呼吸器をつけたALS患者。そしてその在宅介護。

痰(たん)を吸引しないと命に関わるという状況は、吸引を行う家族にとって大変な心理的プレッシャーです。

自動たん吸引器はそのプレッシャーをかなり和らげてくれます。

アモレを取り付けて一番最初に喉から痰の流れる音を聞いた時、本当にうれしかったのを覚えています。

「ああ、これで大分楽になる・・・!」と(父の手前、口には出しませんでしたが)喜びました。

実際に痰を吸引する回数がかなり減りました。

「ズルズル」と自動で痰が流れる音がした後、試しに喉の痰を手動で吸引したりしていましたが、

痰が残っていることはほぼなく、きれいに吸ってくれているだなと実感しました。

ただ、アモレを使ったから手動での痰の吸引が完全になくなるわけではなく、

うちでは口の中に溜まる痰は手動で吸引しています。

また、専用のカニューレ内に痰が詰まってしまう時があるので、注意が必要です。

詰まったら呼吸ができなくなるというわけではなく、自動吸引器を外した状態と同じになるだけですが。

(手動で喉の痰を吸引する必要が出てくる)

幸い、吸引の音や吸引器についているメーターを見ればで詰まったことはすぐに確認できますし、

詰まりを取る対処法もあるので、近くにそれを知っている人さえいればあまり問題にはなりません。

専用のカニューレを取り付けて定期的に交換しながら2年使ってますが、

今のところそれが原因で起こった問題などはなく、メリットしかないと思っています。

本当は家族が吸引を行わなければならない状況は避けた方がいいと思っています。

自薦ヘルパー等の制度を活用して、月に数百時間は他人(家族ではない人)が介護する状況を作ってはいますが、

現状はまだ家族介護の時間があります。

そういった状況の家庭でも介護負担を減らしてくれる自動たん吸引器は、

ALSの患者を持つ家族にとって、そしてその家族を見ながら生活するALS患者にとって必須だと思っています。

アモレ紹介記事
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/235439/

アモレ販売元
http://tokso.net/index.htm

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。